建材用塗料

機能性塗料

「建材」+「塗料」と言うと、ひとむかし前までは塗装をし色づけして美観を求める、または退色しにくくするために耐候性を求めていました。この機能は、現在でも求められていますが今日では+αの機能が塗料に求められています。

親水性防汚機能

外壁材は施工後、日々屋外で紫外線にさらされます。紫外線のみならず、雨・風・ほこり(排ガス・花粉・黄砂 etc)に常にさらされています。そのような過酷な状況から考えますと、施工後は毎日汚れていっていることが想像できます。

自動車も屋外で主に使用する塗装物ですが、自動車の場合は容易に人の手で「洗車」が出来るため汚れから守ることは簡単です。建物となると、人が簡単に洗う事は・・・考えるだけでも大変です。

そんな中、汚れを防止する機能として考えられたのが「親水性防汚機能」です。従来外壁などに直接付着して取れにくかった汚れを、塗膜に親水機能を持たせる事で雨などの水分で塗膜の上に親水面を形成し、汚れが直接付着しにくくなります。塗膜と汚れの間に親水面があるため、雨が降る事で汚れの下に入り込み易くなり汚れを洗い流すことで汚れにくくする構造です。この機能で、建物のセルフクリーニングが可能になりました。

メカニズム

親水面に汚れが付着します。 雨が降り、親水面に水滴が付着します。 親水面と汚れの間に雨の水滴が入り込み汚れが流れ落ちます。

親水面に汚れが付着します。 雨が降り、親水面に水滴が付着します。 親水面と汚れの間に雨の水滴が入り込み汚れが流れ落ちます。

光触媒防汚機能

親水性防汚機能と並んで、代表的な防汚機能がこの「光触媒防汚機能」です。

親水性防汚機能と同じく、親水面を形成し塗膜と汚れの間に雨が入り込みやすくし汚れを落とします。
光触媒の構造としては、光触媒(酸化チタン)に太陽光に含まれる紫外線があたる事によって排ガスや排煙等の油分による汚れを分解し、汚れを付着しにくくする作用があります。

上述にて説明した付着しにくく分解された汚れが、雨によって流されます。このように、汚れがセルフクリーニングされる構造が光触媒防汚機能です。

メカニズム

親水面に汚れが付着します。 雨が降り、親水面に水滴が付着します。 親水面と汚れの間に雨の水滴が入り込み汚れが流れ落ちます。

遮熱機能

太陽光に含まれる近赤外線が建物表面の温度を上昇させ、その熱が建物の内部に侵入し室内温度を上昇させます。特に昼間は表面温度が60℃以上にもなることがあり、室内へその熱が伝わります。遮熱塗料は、近赤外線を反射することにより、室内温度の上昇を抑制し、室内環境の向上とともに、躯体の熱劣化にも効果的です。

メカニズム

遮熱機能メカニズム、遮熱塗料は、近赤外線を反射することにより、透過熱が少ないため室内温度の上昇を抑制し、室内環境の向上させます。

遮熱機能メカニズム