不燃材料の使用が義務付けられている工場や倉庫などの間仕切り、防煙垂れ壁に。

不燃性能やESD対策、透明性の高さも魅力

劇場・病院といった特殊建築物や火を使用する建物などは、建築基準法により、不燃材をはじめとした防火材料を内装に使用しなければならない制限があり、資材選びに悩むプロも少なくない。
「アキレスフネンクリア2」は、国土交通大臣によって不燃材料と認定された不燃フィルムで、 前製 品「フネンクリア」の特長を引き 継いでいる。そのひとつが「20分間、火に接していても火が貫通し「ない」不燃性だ(試験方法:「建築基準法施行令第108条の2」)。これにより、建築基準法で 不燃材料の使用が義務付けられている特殊建築物などでも、使うことができる。また、透明性も高く、クリーンルームでも使用可能な高い帯電防止性能、製品の色あせを防ぐUVカット性能も健在だ。

防煙垂れ壁として使用し 破損による二次災害を防止

これらの特長に新たに加わったのが、防煙垂れ壁用途だ。
従来、防煙垂れ壁はガラス材が主流。一般的に重量物は落下の危 険性や、落下後の破損・飛散のリ スクが考えられる。 軽くて割れな本製品を防煙垂れ壁に使えば、そのリスクを回避できる。
さらに、柔軟性も向上し、本製品を間仕切りカーテンに使っているユーザーからは「開け閉めがしやすくなった」と好評だという。しかも表裏層は、軽量かつ、一般的な高周波ウェルダー溶着ができ軟質塩化ビニール。つまり、施工も簡単というわけだ。こうしたさまざまなニーズに応えられるのは、長年、軟質塩化ビニールフィルムを中心に多彩なフィルムを開発してきた同社だからこそ。「安全を守りたい」という熱い思いと技術力が結集した製品だ。