工場や倉庫のための塗床(ぬりゆか)とは、床下地のコンクリートに仕上げ材を直接塗って仕上げるものを指します。
工場や倉庫の床は、歩行や車輛の走行による摩耗、落下物による破損、薬品による腐食等傷がつきやすい要因が多くあります。そのため、耐久性、耐熱性、防塵性などのような機能を持つ塗料を塗り、コンクリートを守ることが床塗装の目的です。
人の通行による摩耗が考えられる場所で仕上げをすれば、すぐにペンキは剥がれてきてしまいます。単純に塗るわけではなく何層に分かれて様々な性能を持った仕上げ材を塗ることになります。
床で使われている塗料は、多種多様に数え切れないほどあります。その中で、最も多く使われているのがエポキシ、ウレタンというものです。
その他にもアクリル、ビニルエステル、ポリエステル、水溶塗料など使用目的、用途別に様々なものがあります。
最適な塗料を選定するため、工場で扱う製品によって機械的強度、化学的特性、居住性などを考慮に入れる必要があります。
汚れや古い塗膜を取り除くため、まずは研磨処理を行います。
劣化した躯体や下地コンクリートをしっかりと補修・補強することで仕上げの塗料の性能を十分に引き出すことができます。
汚れや古い塗膜を取り除くため、まずは研磨処理を行います。
劣化した躯体や下地コンクリートをしっかりと補修・補強することで仕上げの塗料の性能を十分に引き出すことができます。
欠損部やひびなどの補修も行います。下地処理を怠ってしまうと新しく塗った塗料が下地に密着せず、剥がれの原因となってしまいます。凹凸などを補修し段差のない床にしていきます。
耐久性と上塗り塗料との密着力を上げるために下塗り塗料を塗ります。
リフトが通る場合は強度が必要になるので、適切な塗料の選定を行う必要があります。
凹凸を直しながら全体に上塗りを塗布していきます。段差のないきれいで安全な床になるようにしていきます。
複数回上塗りの塗装を行えば完成です。仕上げの塗料は防滑などに特化した塗料を選択することも可能です。
床にラインが引いてあると、床が見やすくなります。また、それだけでなく色によって作業を区分するという効果もあります。工場内の作業者に対して、工場内のリフト移動や荷物置き場などのラインも色を使ってわかりやすくすることによって、安全性や効率面の向上にもつながっていきます。
ラインも経年によって剥がれていきます。ラインが見えにくくなることで事故につながってしまうこともあります。
工場の床は、品質の良い製品を効率よく生産することに加え、作業員の安全を守るための役割を果たしているのです。
(株)アックでは、経験豊富なスタッフが様々な条件・目的に合わせた塗料と工法を選定いたします。