株式会社アック
工事・施工

鉄骨塗装

鉄骨塗装

鉄骨は経年や風雨などの影響で、サビ(錆び)が発生する場合があります。また、鉄骨塗装を良好な状態で維持するためには、定期的な補修やメンテナンスが必要とされてきます。

鉄骨塗装

通常、鉄部に塗装を施した状態では「塗膜が覆っている」ため、サビ(錆び)は発生しません。ただ、経年劣化や地震などにより、塗装に「ひび割れ」などが生じ、鉄部がむき出しの状態になると、サビ(錆び)は発生します。

その理由は、むき出しの鉄部に雨が反応するためです。サビ(錆び)というのは、雨や湿気による酸素を含んだ「水分と塩分」が、鉄に触れることで「酸化鉄」になった状態を指します。また、繁殖力のあるサビ(錆び)を発生させてしまうと、横広がりと鉄の細部(下部)の腐食が同時に進行します。そのため、まだ塗装されている鉄部の塗料が剥がれ落ちるだけでなく、放置状態によっては指で押すだけで躯体部分が曲がるケースも珍しくありません。

チョーキング現象から依頼に至ったところで、鉄部専用塗料を使用していなければサビ(錆び)が発生する場合もあります。
そうならないためにもお見積もり時には、エポキシ樹脂系のサビ止め剤と相性の良い上塗り塗料を提案しているか、ケレンの工程を明らかにしているかなど、鉄部専用の塗装について確認することが大切です。

鉄骨塗装

鉄骨塗装

鉄骨とは?

鉄骨は、建築部材として鉄筋コンクリート住宅などの柱や梁に使われることが多い鋼材です。その中でも6mm以上の厚さを持つものは重量鉄骨、6mmより薄いものは軽量鉄骨と呼ばれます。

鉄骨塗装のメリット

  • 見栄えをよくし、サビや腐食から鉄骨を守る
  • 鉄骨は錆や腐食で脆くなってしまうため、それらを止めることで安全性を高めることにつながる
  • きちんとメンテナンスをしておけば、建物自体の寿命を長くすることも可能

鉄骨塗装の流れ

ケレン

ケレン

経年による錆や汚れ、古い塗膜を取り除くためにケレンと呼ばれる研磨処理を行います。

錆や古い塗膜をかわすきで削り落とし、場所によっては紙やすりなどで細かい箇所も研磨していきます

錆止め処理

錆止め処理

下塗りとして錆止めを塗っていきます。錆止めには一般錆止め塗料の他に、シアナミド鉛錆止め塗料、エポキシ樹脂錆止め塗料などの種類があります。

上塗り

上塗り

錆止めが乾いたら上塗りを複数回行います。錆止め塗料は紫外線に弱いので保護するために上塗りを塗ります。上塗りは、塗料の持つ耐久性を十分に発揮させるための適正な塗膜厚を確保できるよう、通常2回塗ります。

完成です。

上塗り

上塗りを塗り終われば完成です。

様々な鉄の部分

工場や倉庫には鉄階段や屋根、設備内の通路、扉や窓など至る所に鉄部があります。その中でも外階段や屋上の設備など雨風に晒されているものは多いです。階段などは人が直接通るところですので、安全性を保つためにも定期的なメンテナンスが必要です。

鉄骨階段

Before

鉄骨階段

After

鉄骨階段

Before

鉄骨階段

After

鉄骨階段

腐食により手摺りが壊れたり、雨に濡れる屋外にある場合は、滑る危険性を軽減するためすべり止め効果のある塗装をします。暗くなる場所にある場合には目立つカラーや蛍光塗料などで安全性を高めます。

鉄骨の建物

Before

鉄骨塗装

After

鉄骨塗装

Before

鉄骨塗装

After

鉄骨塗装

鉄骨の建造物も経年劣化で錆や色褪せが発生する場合があります。鉄骨塗装は見栄えをよくするだけでなく、サビや腐食から鉄骨を塗膜で守る目的も備えており、怠るともろくなり、建物の寿命を縮める原因となります。

一般戸建て住宅にも鉄部塗装は行います。鉄骨で組まれた車庫や金属の屋根材、ベランダの手摺り、外溝など、錆や劣化が気になったらご相談ください。家の安全性や防水にも影響いたしますのでなるべく早いほうが良いです。

(株)アックでは、経験豊富なスタッフが様々な条件・目的に合わせた塗料と工法を選定し、工場内で必要な補修などを行います。