水切り乾燥炉は、ワーク平面部に付着した水分除去を目的としています。
水滴の溜まり部分まで取ろうとすると炉長が長くなりエネルギーコストが掛かります。
水切り乾燥前に振動、軽い衝撃、傾斜等を加えての除滴効果を得ている事例があります。
乾かすことが目的の為、ワーク形状に適した乾燥方法を選択します。
(熱風循環、オイル無混入のエアーブロー、熱風吹付、熱輻射等)
炉内温度を上げる場合は、リン酸塩皮膜の耐熱温度を考慮し高温になり過ぎない事が重要です。
理想的にはMAX150℃ですが、実用的には炉温MAX200℃と考えておいてよいと思います。