問題解決事例などのケーススタディをご紹介します。
製造工程の変更による、アルミ部材への曲げ加工時の塗膜割れ・はがれを改善できないかとの話を頂きました。 今までの塗装工程はアルミ素材への密着の良い常温・焼付乾燥型のエポキシ系プライマーを塗装後、ユーザー様の要求に沿って焼付型メラミン樹脂塗装・焼付型アクリル樹脂塗装を行っておりましたが、製品製造の工程の変更から塗装後に曲げ加工が必要になるとのことでした。 現塗装系では塗装後に曲げ加工を行うと塗膜が割れてしまう状況です。
そこで、焼付型ポリエステル樹脂塗料の提案を行いました。 非鉄金属への密着性がよく、塗装後の加工性が良い塗料なのでアルミ部材への塗装後に曲げ加工を行っても割れ・はがれの問題なく、工程の変更が可能になりました。 これにより、今までエポキシ系下塗り+焼付上塗りの2工程必要だったところが、1コートでの塗装が可能になり【工程短縮】ができ、メラミン樹脂塗膜・アクリル樹脂塗膜に比べ耐薬品性や加工性などの【塗膜性能向上】を付与することが出来ました。